第一回EDHカード紹介:《エメラルドの魔除け/Emerald Charm(VIS)》
僕も流れに乗って、ひとつ。
稲荷さんの記事(http://9thtailmohumohu.diarynote.jp/201507110035473326/)やkeiさんの記事(http://bepkei.diarynote.jp/201507110100498675/)を見て、僕にもできるかなぁ?と思って書いてみました。

今回はこの《エメラルドの魔除け/Emerald Charm》について書こう。
そもそも数ある魔除けの中からこんなカードを取り上げたのはなぜか?
それは緑のEDH、特にチェインコンボ系のジェネラルでは非常に強力なカードだからだ。では各モードについて、使用頻度の低い順番に紹介していこうと思う。

(チェインコンボとは《クローサの庇護者シートン/Seton, Krosan Protector》や《略奪の母、汁婆/Wort, the Raidmother》、《放浪の吟遊詩人、イーサーン/Yisan, the Wanderer Bard》などの得意とするマナと手札を増やし続け、無限コンボにたどり着くことだ。)

最も使用頻度が少ないモードは、見てわかる通り3つめの「クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは飛行を失う。」だ。
そもそもこのモードはいつ使うのか?《ネファリアの災い、ジェリーヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》や《結界師ズアー/Zur the Enchanter》、《カーの空奪い、プローシュ/Prossh, Skyraider of Kher》といった飛行を持っており《憎悪/Hatred》でノーガードの相手を殴り殺すジェネラルや、
《永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternal》や《翼作り/Wingcrafter》と結魂した《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》などの攻撃を通されるとマズいタイプのジェネラルを止めることができるのである。
こう書くとリミテッドレベルのしょうもないモードだな、と思われるだろうが飛行を持っているのが《極楽鳥/Birds of Paradise》くらいしかいない緑にとっては選択肢に入る防御のモードなのだ。
飛行持ちジェネラルにサンドバッグにされた経験のある方にオススメできる魔除けだ。

次に使用頻度が少ないモードはどちらか?
読者の皆様には意外かもしれないが「オーラ(Aura)でないエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。」だ。
EDHをプレイしたことのある方なら危険なエンチャントなどいくらでも思いつくものだろう。
少し例を上げるだけでも《カーの空奪い、プローシュ/Prossh, Skyraider of Kher》や《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》、《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》の使う《食物連鎖/Food Chain》。
《巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls》や《全能なる者アルカニス/Arcanis the Omnipotent》の《精神力/Mind Over Matter》。こういったコンボパーツでなくとも《締め付け/Stranglehold》や《法の定め/Rule of Law》(このカードについてはこちらで詳しく紹介されているぞ!→http://9thtailmohumohu.diarynote.jp/201507110035473326/)などの妨害エンチャント。
《リスティックの研究/Rhystic Study》、《森の知恵/Sylvan Library》に代表されるドローエンチャントももちろん破壊できる。
特に《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》は手札を与えるのが危険なジェネラルなため《森の知恵/Sylvan Library》、《リスティックの研究/Rhystic Study》、《Mystic Remora》は見かけたら是非とも、すぐさま破壊しよう。

最後に、間違いなく最も多く使うモードの紹介だ。
残されたのは当然「パーマネント1つを対象とし、それをアンタップする。」、そう。緑の《ぐるぐる/Twiddle》だ。
こんなモード、いったいいつつかうのか?と疑問に思う方も多いだろう。このモードは特に、冒頭でも少し触れたようなチェインコンボ系ジェネラルにとっては非常に心強いモードなのだ。
このモードの対象になるのはたいてい《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》で、たった1マナから7マナ以上になることが多い。さらにそこから《集団潜在意識/Collective Unconscious》のような大量ドローにつなげることでコンボが繋がるのだ。
クレイドル以外でも、《クローサの庇護者シートン/Seton, Krosan Protector》のようなデッキでは《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》から20マナ以上にジャンプアップすることもあり、マナ加速として見たこのモードの凄まじさがわかると思う。
そして、このモードの対象は”パーマネント”であり”土地”ではないので、当然クリーチャーやアーティファクトにも使える。《系図の石版/Slate of Ancestry》をアンタップして再度引き直すことは比較的多く、石版の起動マナと合わせても5マナで実質《巫師の天啓/Shamanic Revelation》となる。
そしてクリーチャーを対象とすれば《帰還した探検者、セルヴァラ/Selvala, Explorer Returned》や《放浪の吟遊詩人、イーサーン/Yisan, the Wanderer Bard》の能力の起動回数を増やすこともできる。起動回数の多さがそのまま動きの強さとなるジェネラルにとっては1マナの軽さはありがたい限りだ。
また、クリーチャーをアンタップすることで不用意にアタックしてきた《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》を討ち取ることも可能だ。先にも述べたとおり《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》にドローさせることは危険なので討ち取れるタイミングを見つけたら忘れずに統率者領域に送り返してあげよう。

ここまで長々と書いたが、どうだろう?
こんな1マナの魔除けにも様々な使い方があることをお分かりいただけただろう。今回取り上げた《エメラルドの魔除け/Emerald Charm》以外にも、《熱病の魔除け/Fever Charm》や《活力の魔除け/Vitality Charm》といったEDH級のチャームはある。こういった隠れた良カードを探すこともEDHの醍醐味ではなかろうか。

第一回はこんなものでいいかな?これからも不定期に続けていく予定なので、(できれば)お楽しみに。
あと動画の方もそろそろ完成させたいなーって思ってます(ここでCoDを起動する)

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